グッドデザイン賞(2019年度)が10月2日に発表!応募数は?受賞作は?グッドデザインベスト100は?受賞作の文房具もご紹介しちゃいます!

2019年10月2日(水)に発表された、2019年度グッドデザイン賞。
今年もたくさんの応募作の中からこれぞという厳選されたものたちが選ばれました。
文房具も毎年多く選ばれています。
今回は今年度のグッドデザイン賞をクローズアップしちゃいます!



グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞(グッドデザインしょう)は、公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組みである。

Wikipediaより

グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。

グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。

グッドデザイン賞HPより

この賞は1957年から行われてきているという歴史があります。
また、グッドデザイン賞というと、赤い「G」のマークが思い出されます!
このGマーク(ジーマーク)は、1957年にグラフィックデザイナー亀倉雄策氏によってデザインされました。
Gマークがついているとなんとなく「いいもの」っていうイメージがあって、どちらにしようか悩んだときは、ついついマークのついているほうを選んでしまいます^^

グッドデザインという言葉を聞くと、デザイン的に優れた製品に与えられる賞なのかなって思っていましたが、形があろうがなかろうが、受賞可能なんですね。
その理念とは・・・

人間(HUMANITY)もの・ことづくりを導く創発力
本質(HONESTY)現代社会に対する洞察力
創造(INNOVATION)未来を切り開く構想力
魅力(ESTHETICS)豊かな生活文化を想起させる想像力
倫理(ETHICS)社会・環境をかたちづくる思考力

 グッドデザイン賞HPより

製品やアイディアが理念に合えば、グッドデザイン賞を受賞できることがわかりました。
こういった考え方が1957年に確立されていたなんて、すごいなぁ~。
2019年の今でも時代遅れと感じさせない理念がとてもかっこいいです!



今年の応募作品数は?受賞作品数は?

2019年度グッドデザイン賞は、4月3日に応募受付を開始し、4,772件の応募を対象に審査を実施した結果、過去最多の全1,420件の受賞が決定しました。
本日発表した受賞対象には、独自性、提案性、審美性、完成度などの面において、特に優れた対象であり、これからのモデルとなるデザインとして位置づけられる「グッドデザイン・ベスト100」の100件が含まれています。この中から、今後さらに審査を実施して、「グッドデザイン大賞」などの特別賞が決定する予定です。
また、長年にわたって人々から支持され続けてきた商品などのデザインに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」受賞15件も発表しました。

グッドデザイン賞HPより

4月に応募開始してから受賞が決定するまで6か月。
2度の審査を経て、グッドデザイン賞が決定されるそうです。
今年2019年度は4,772件の応募に対して、1,420件が受賞したとのこと。
ちなみに昨年2018年度は、4,789件の応募に対して、1,353件の受賞でした。
毎年申請に対して30%ほどの受賞となっているようです。
これまでの受賞件数は48,000件以上となっています。



グッドデザインベスト100とは?

グッドデザイン・ベスト100は、2019年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件です。グッドデザイン・ベスト100はグッドデザイン金賞等特別賞の候補として、8月21日開催のグッドデザイン・ベスト100選定会にて選出されました。

グッドデザイン賞HPより

グッドデザイン・ベスト100が設置されたのは、2012年。
特別賞の扱いとなる100件を選出するのだそう。
今年度の一覧はこちらから。



グッドデザイン・ベスト100、グッドデザイン賞(2019年度)を受賞した文房具はこれだ!

2019年度グッドデザイン・ベスト100に選ばれた文房具

ホッチキスHD-10TL(マックス株式会社)

ホッチキスといえばオレンジのMAX(マックス)マークといえるほど、身近な存在なのではないでしょうか。
今までよりも軽い力でサクッと閉じることができるようになったのもうれしい!
ホッチキスの形は上部の形状が内側に丸くなっていたのですが、これは少し外側に向かって曲線を描いています。
このことにより、握りやすくなっているとのこと。
横から見るとなんだかワニの横顔みたいに見えてきます^^
カラーは4色です。
メーカーHPはこちらから。

ノンスリップアルミ定規(株式会社デザインフィル)

この前身のアルミ定規は2013年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
私も15センチの黒を愛用しています^^。
今回受賞したのはノンスリップの名の通り、カッターなどで作業をする際などにもずれないように、滑り止めがついているんだそうです。
また、マグネットもついているので、スチール机やホワイトボードなどに張り付けておくことができます。
サイズは15センチと30センチ、色はシルバーと黒です。
これを機に買いなおそうかなぁなんて画策しております!
メーカーHPはこちらから。



2019年度グッドデザイン賞に選ばれた文房具

鉛筆「ホクサイン」(クツワ株式会社)

芯の太さが通常のものより細いのに、折れにくいのが特徴です。
葛飾北斎からとったネーミングはザ・日本を演出してくれます。
また、鉛筆の背の部分が硬度別に色が変えられています。
アート鉛筆という名の通り、鉛筆そのものもとてもきれいです。
メーカーHPはこちらから。

色鉛筆 「色辞典36色セレクトセット」(株式会社トンボ鉛筆)

色鉛筆画家・河合ひとみ氏が厳選した、基本色を含む色鉛筆画をはじめるのに最適な36色。
絵に立体感を与える美しいグラデーションが作れる色の組み合わせと、混色で作るのが難しい淡い色を選定しました。

トンボ鉛筆HPより

受賞したのは36色セレクトセットとある通り、実はこの「色辞典」全100色からなる色鉛筆なんです。
色見本を見ているだけでほっこりしそうな色味とネーミングが素敵です。
パッケージもまるでアルバムが収められているかのようにおしゃれ。
どの色で描こうか、夢がわくわく膨らみそうな色鉛筆です。

シャープペンシル 「鉛筆シャープTypeMシリーズ」(コクヨ株式会社)

昨今のシャープペンシルの流行りは細字。
0.3mm、0.2mmといった細芯のシャープペンシルが若者たちに人気です。
私も0.3mmのものを使ったことがあるんですが、すぐに断念。
だって、ボキボキすぐに折れちゃうんです(涙)。
この鉛筆シャープは、そんな流行とは真逆の0.7mm、0.9mm、1.3mmの3種類の芯の太さが斬新。
鉛筆で書いているような安定感と芯を出し入れできるシャープペンシルのいいとこどりなのです。
それでいて、大人仕様の落ち着いた色味がうれしい。
メーカーのHPはこちらから。




グッドデザイン賞を受賞した文房具を特集してみました。
持っているだけでなんだかおしゃれな気持ちになるものが勢ぞろいですね。
ぜひみなさんもゲットしてみてはいかがでしょうか?