書き味さらさら、色味くっきりで大人気なのがゲルインクボールペン。
今やペンケースの中に1本は必ず入っているのではないでしょうか?
今回は「おすすめのゲルインクボールペンランキング」をお届けします。
書きやすさ、デザイン、値段等に注目してご紹介します。
ゲルインクボールペンとは
いつ生まれた?
ゲルインクボールペンの登場は1980年代。
日本のメーカーによって開発され、現在では各メーカーからたくさんの種類が世の中に送り出されています。
ゲルインクボールペンの特徴
速乾性と耐水性によりにじみにく油性ボールペンと、さらさらとした書き心地で発色の良い水性ボールペン。
その両者のいいところをもっています。
滑らせる程度の力でもくっきりした発色ができるゲルインクボールペンは、お気に入りになること間違いなし。
これらの特徴は、ゲルインク特有の「インク粘度の変化」という性質によるもの。
水と顔料、または染料に増粘剤を加えて作られたインクは、リフィルの内部では粘度の高いゲル状(半固形状)のインクが、ペン先のボールの回転により低粘度(液体状)に変化します。
紙の上にのせると再びゲル状のインクに戻り、高粘度を維持できます。
一種の形状記憶のよう感じですね。
化学的な変動がゲルインクボールペンの内部で起こっていると思うとなんだか神秘的な気持ちさえしてきます!
そんないいとこばっかりのゲルインクボールペン。
あえての欠点を上げるとすれば、インクがあっという間になくなること。
予備のカートリッジを持ち歩く必要があります。
黒、赤、青などの定番色であれば、コンビニ等でも扱ってるお店もありますが、こだわりのカラーのカートリッジはある程度の大きさの文具店に行かないと手に入りません。
私もペンケースに何本もカートリッジを入れて持ち歩いていましたが、さすがに困り果て、現在は100均で買った小さなポーチにカートリッジを入れています。
このカートリッジは、デザインや機能によって、同じメーカーでも違う形状をしている場合がありますので、購入するときはよく確認しましょう!
おすすめゲルインクボールペン8選
細めのペン先が好みなので、0.38~0.4mmのペン先のもののなかから書き味のよいものを選んでいます。
私のおすすめベスト8本をご紹介します。
<キャップ式>
パイロット G-3
0.38mmの極細ペン先なのに、とにかく書きやすい!
発色がとてもよく、インクの色がしっかりと紙にのっています。
あんまり好きすぎて20本一気買いしました。
価格も1本100円(税抜き)でお手頃。
ですが、フリクションが販売後は、小さな文具店では姿を見れなくなってしまいました。
見つけたときはとにかく買う1本です。
三菱鉛筆 ユニボールシグノ極細0.38
こちらも同じく0.38mmのペン先のキャップ式ゲルインクボールペンです。
書き味もさることながら、グリップにゴム部分がついていてしっかり握ることができるので、安定して書くことができます。
1本150円(税抜き)で、コスパは十分。
個人的には少し長めのペンが好きなのですが、このペンは本体の短さを打ち消してくれるほどの満足度があります。
<ノック式>
パイロット ゲルインキボールペン ジュースアップ
このペンのどこがいいって、適度な重み!
手にしっくりくるような安定感のある重みで、書いているときもほとんどぶれずに使うことができます。
ペン先は0.4mm。
価格は1本200円(税抜き)と少しお高め。
ですが、それを払っても惜しくないと思わせるほどの書き味なんです。
インクのカラーについても、定番色はもちろんなのですが、白やゴールドなどパステルやメタリックなカラーも発色がよいので、メッセージカードを書く時などに大活躍します。
ぺんてる エナージェルインフリー
一目ぼれの1本。
なんてったってクリアなボディーがたまりません。
インク色が透けて見えるのもきれいなんです。
ペン先0.4mmを使用しています。
このペンのもう一つの特徴がこのペン先で、針状のちょっととんがったような形をしています。
一見不安定そうに見えるペン先ですが、一度使うと安定感の良さにビックリです。
こちらも、価格は1本200円(税抜き)と少々お高めランク。
ですが、おしゃれ度に見合う価格です。
三菱鉛筆 ユニボールシグノRT1
ボディー全体が一色で、シンプルながらとてもおしゃれな1本です。
ペン先は0.38mm。
キャップ式のシグノ極細を使っていたのですが、これを見つけて即買い!
書き味もよく、グリップのゴムの安定感はさすがです。
握ったときの太さもちょうどいい。
価格は1本150円(税抜き)とお手頃価格。
いかにもな事務用品の感じを出さないデザインは、男女ともにおすすめできます。
<多色ボールペン>
パイロット ハイテックCコレト
色々使ってみて、断然の書き味でこれが一番と思える1本です。
多色ボールペンはどうしても芯と芯の間に隙間があるせいか、書くときにグラグラする感じがしたり、カタカタ音がしたりします。
ですが、これはそんな心配ありません。
ピタッとなじんで書きやすいです。
あとは5色の詰め替えができるのも魅力!
手帳のおともに持ち歩きしています。
カラーペンのほかにもシャープペンシルや消しゴム、それになんとタッチペンなどもユニットとして販売しているので、自分のオリジナルを追求できますよ~。
ペン先は0.4mm。
5色用の本体ボディは250円(税抜き)。
カラーレフィルは1本100円(税抜き)。
また、インクが切れると困るので、持ち歩き用のケースを使っています。
時々かわいいブランドとコラボしたりして、10本カートリッジが入るカードケースのようなケースが販売されますので、こちらもオススメ。
パイロット フリクションボール4
言わずもがなのこすると「消せる」という機能を持つフリクション。
シリーズはいろいろなタイプのものがありますが、やはり多色がオススメ。
本当は5色欲しいのですが、フリクションは最大4色なのが残念。
それも最初は決まった4色がすでにセットされています。
(黒、赤、青、緑の4色です)
また、3色、4色のボディは0.5mmしか選べないのです。
0.38mmの極細を選ぶには2色のボディのみとなるので、注意が必要です。
ちなみに、私はどうしても0.38mmのリフィルを使いたかったので、最初に封入されているインクを使い切り、無理やり0.38mmのリフィルを使っています。
使い道は、やはり手帳がおすすめです。
予定が変わっても、さささっとこするだけでOKですから!
私の使い方は、研修や会議など、資料にメモするときに使います。
聞き間違いや関連付けなど、あとで変更したところなどを修正できるのがナイス。
しかし、フリクションで最大に気になる点は、インク色が薄く感じること。
消せるためのインクのせいか、ほかのゲルインクボールペンと比べると発色が淡いように感じます。
色味をとるか、「消せる」をとるか、悩ましいところですね。
4色は800円(税抜き)。
0.5mmの黒赤青3本セットは300円(税抜き)、緑は1本入りで120円(税抜き)。
ちなみに0.38mmのリフィルはいろいろな色が選べて1本120円(税抜き)です。
フリクションのリフィルはものすごい数の種類がありますから、「フリクションボール多色」と書いてあるものをちゃんと確認しましょう!
三菱鉛筆 スタイルフィットホルダー
本体のボディを選んで、リフィルを選んで、オリジナルの多色ボールペンを作れるというシステム。
ゲルインクボールペンのほかに、油性ボールペン、シャープペンのリフィルがあります。
こちらは、5色ボディが選べます!
ボディの握るあたりがクリアな窓になっていて、そこから中のインクが見える状態です。
その見えるところにデザインがされていて、とてもかわいい!
また、本体、リフィルともに、ディズニーとのコラボもあり、ディズニーファンにはたまらない一品です。
ペン先は0.38mm。
ボディ5色は250円(税抜き)、ディズニーボディ5色は300円(税抜き)。
リフィルは100円(税抜き)、ディズニーリフィルは120円(税抜き)。
ですが、ちょっと気になる点が・・・。
1つ目は、色の選択をする際に、手元の部分を見ないとわからないこと。
多色ボールペンは基本、押し込む上の部分に色分けがされていて、出したい色をすぐに選べるのですが、こちらはそれがありませんので、けっこう間違える確率が高いです。
2つ目は、書いているときの安定感が少し足りないように感じます。
ボディとリフィルに隙間があるため、書いているときにグラグラするような感じがあります。
また、ちょっとかたつくので、ペンの向きを何度か無意識に変えていました。
デザイン的には圧倒的にかわいいのですが、すこし機能面では残念です。
いかがでしたでしょうか?
ゲルインキボールペンはほかにもたくさん人気商品があります。
ほとんどの商品はテスターがあると思いますので、デザイン重視、機能重視、握り心地書き心地重視などでぜひ選んでみてくださいね。