「頭が良くなる文房具」著者の和田哲哉さんおすすめの筆記用具を徹底調査!ボールペン、シャーペン、万年筆を比較!

文房具についての本は見ているだけでも楽しいですよね。
本で取り上げられる文房具についてチェックしちゃいましょう!



文房具の本はかなりたくさん出ていることに驚き!
そんな本の中でも気になったのがこれ!

『「頭」が良くなる文房具』(和田哲哉)双葉社

この本は、鮮やかなオレンジの装丁です。
ん?どこかで見覚えがあるような・・・。
そう、「LIFE(ライフ)」のノートに似ているんです!
まさに文房具の本、装丁のこだわりにもうれしくなっちゃいました。

『頭が良くなる文房具』の著者和田哲哉さんとはどんな人物?プロフィールはこちら!

1964年東京生まれ。
ウェブサイト「ステーショナリープログラム」(1997年〜)主宰
オンラインショップ「信頼文具舗」(1999年〜)店長
文房具ジャーナリスト

公式HPより

そのほか、ブログ「LowPowerStation」の運営や、コンサルティング、講演などをされています。
書籍もたくさん出版されています。

■ 書籍:
「文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇)」2004年・早川書房
「文房具を楽しく使う(筆記具篇)」2005年・早川書房
「文房具の足し算」2009年・ロコモーションパブリッシング
「文房具を楽しく使う(文庫版)」2010年・早川書房
「頭が良くなる文房具」2017年・双葉社

公式HPより

文房具をすみずみまで知るお一人です。

今回はこのご著書の中から『「頭」が良くなる文房具』を取り上げたいと思います。



『頭が良くなる文房具』で取り上げられていた筆記用具はこれだ!

この本は全部で8章仕立てです。
今回は「第2章 マイベスト「筆記用具」に出会う」に登場する筆記用具について調べてみました!

ボールペンの部

パーカー「ジョッター」

公式HPより

言わずと知れた筆記具メーカーPARKER(パーカー)のボールペンです。
滑らかな流線形とカラフルな軸色がとても美しい1本。
それなのに、お手軽価格なのです!
ラインの中で一番安価なものならば1,500円程度でゲットできます。

著者の和田さんのコメントは、

ジョッターをまず取り上げたのは、内装している替芯に注目してもらいたいからです。
ペン先から後方に向けて直径が太くなる金属バットのような外観の後端には樹脂でできたギザギザの切り欠きが付いています。この切り欠きはノックボタンを押すごとにペン先を回転させ、ペン先の片減りを防ぐためのものです。

本文より引用

これを読んで納得!
シンプルな外観におさめられた芯が見えないところで頑張っているなんて!
ぜひ挑戦したいボールペンですね!

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ラミー「アルスター」

公式HPより

LAMY(ラミー)は、ドイツの筆記用具メーカーです。
ラミーの名を知ったのは、惜しみなく使える万年筆があるという雑誌記事をみたのが最初です。
最初は大きな文房具店へ行かないとお目にかかれなかったのですが、最近では身近な文房具店でも取り扱いがあります。
そのなかでもこの「アルスター」シリーズは、メーカーの部門でも「YOUNG WRITING」に分類される通り、手軽に若者も使えるようなブランドです。
お値段は定価3,500円。

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ゼブラ「サラサクリップ」

公式HPより

日本の筆記具も登場!
ZEBRA(ゼブラ)のサラサです。
こちらは今までの油性ボールペンと違って、ジェルインク搭載のジェルボールペン。
カラーも豊富で、見ているだけで幸せな気持ちになっちゃいます。
また、書き心地もサラサという名前の通りサラサラと書きやすい!
また、身近で手に入れやすいのも魅力的ですよね。
1本100円(本体価格)とお値段もめっちゃお手頃です。

著者の和田さんはこう言っています。

もし初めてのゲルインクボールペンを買うならば、まずはサラサクリップをお勧めします。

本文引用

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ぺんてる「エナージェル」

公式HPより

ぺんてるの「エナージェル」を初めて使ったときは衝撃的でした。
ペン先がニードル状になっていて、びっくりしたのです。
さらに書いてみて二度目のびっくり。
一見不安定そうに見えるこのペン先がめっちゃ書きやすいのです。
どちらかというと細字が好きな私のハートをぎゅっとゲットした一品です。
エナージェルはとても種類が豊富なので、お気に入りを選んでもいいと思います。

著者の和田さんのコメントは

特に0.5mmは一般筆記に最適なペン先の太さとインクの滑らかさとのバランスが良く、私の周辺の文房具好きの間でも評価が高いものです。

本文引用

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三菱鉛筆「ユニボール シグノRT1」

公式HPより

三菱鉛筆の「シグノ」シリーズはずっと愛用していたゲルインクボールペンです。
ですが、この商品は画期的でした。
これまでシグノにも極細0.38mmのキャップ式のものをつかっていたのですが、このノック式がでて驚きました。
ノック式なので便利になるだけではなく、デザインも一変。
インク色に合わせた一色の軸色、グリップ部分が目立たないようなデザインで、スタイリッシュな外観に変身していました。
カラーもたくさんあり、とても便利です。

著者の和田さんは

シグノRT1にもガタツキはあるのですが、各部材のセッティングの効果なのか、筆記中はそれが顕著には感じられず、書くことに集中できます。インクがかなりサラッとしていてカリカリとした硬質な書き味ながら、書き始めから書き終わりまで一定の明瞭な線が保たれていて極小の文字が美しく仕上がりました。

本文引用

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パイロット「フリクション」

公式HPより

言わずと知れた名作「フリクション」です。
ペンで書いた文字を消すことができるというのは、画期的でした。
形状、カラー、ボール径などバリエーションも豊富でシーンに合ったものを選ぶことができるのもうれしい。
くわしくはこちらの記事もご覧ください。

著者の和田さんは

フリクションは、普通のボールペンに似て普通のボールペンにはできなかった機能を実現した、新しい筆記の道具です。どこまでこの良さを引き出せるか、楽しみながら使ってください。

本文引用

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シャープペンシルの部

ぺんてる「グラフ1000forPRO」

公式HPより

こちらは製図用シャープペンシルとしても一般的にも使えるシャーペンです。
シンプルなボディながら、プロ仕様ともいえる、工夫が随所にちりばめられています。
グリップには滑り止め、芯の出てくるペン先は書きやすいように長めになっています。
また、芯の硬度を表示できるようにもなっています。
使える芯種も0.9mm、0.7mm、0.5mm、0.4mm、0.3mmの5種類です。
このシンプルなのに機能的なシャーペンだからこそ、実は発売されてから30年以上たっているのだそう。
モデルチェンジが激しいこのご時世にロングセラーのシャーペンの底力を感じますね。

著者の和田さんは

このグラフ1000をシャープペンシルのレファレンス(比較標準品)にしています。各社のシャープペンシルを評価するとき、グラフ1000を基準にするのです。シャープ芯の書き味比較も本品を使って実施します。仕事で使うシャープペンシルを考えているかたは、ここから始めてはいかがでしょう。

本文引用

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三菱鉛筆「クルトガ」

公式HPより

機能的なシャープペンシルが各メーカーから出されていますが、その先駆け的なものがこのクルトガではないでしょうか。
シャーペンは使っていると持ち方や芯の向きによって、片減りしてしまうので、ぐるぐる回しながら書くことも。
その問題を解消してくれたのがクルトガです。
書いている力で本体の中の部品が動き、少しずつ芯の向きを変えていくことで、ずっと均一な芯先をキープできるのです。
現在はいろんなコラボ商品もでているので、お気に入りのキャラクターをさがしてみても楽しいと思いますよ~。

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ゼブラ「デルガード」

公式HPより

こちらは芯が折れないという工夫がされているシャープペン!
鉛筆と違って常に細芯が出てくるシャーペンは、時に折れやすく、集中力が妨げられてしまうこともあります。
このデルガードは、全方向からの芯折れを最大限防ぐようなハイテクが込められています。
本体の中のスプリングによるクッション構造に加えて、加わる力の角度や強さによって口金の位置が自動で作動するという二段構え。
筆圧が強くて、普通のシャーペンだと折れやすい、という方はもちろん、
著者の和田さんはこんな使い方も紹介しています。

シャープ芯で文字や絵図を描きたい、それも走り書きや殴り書きのようなラフな使いかたで、という場面。あるいは、メモ帳を手で持っていて適正な筆圧のコントロールが難しいといった、筆記具と紙面との関係が不安定な状況でも0.5mm芯で文字を書くことができます。

本文引用

今まで無理、と思っていた場面でも活躍してくれそうですね。

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カランダッシュ「フィクスペンシル」

公式HPより

CARAN D’ACHE(カランダッシュ)はスイスの筆記具ブランドです。
そのカランダッシュが扱っているフィクスペンシルは、太目の芯を装着して使う筆記用具なので、シャーペンとは一味違うものではあります。
フィックスペンシルは硬度B、2mmの芯を使います。
ちょうど鉛筆とシャープペンシルの間のような立ち位置の筆記具です。
シャーペンと違って芯が太いので、ある程度使うと鉛筆のように芯先が丸くなってきます。
芯を削る必要はありますが、その太さ故、ぼきっと折れてしまうこともありません。
ぜひ使ってみたい一本ですね。

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ぺんてる「オレンズ」「オレンズネロ」

公式HPより

オレンズはその名の通り芯が折れない、という機能を持っています。
これは先ほど紹介したクルトガとも共通していますよね。
ですが、このオレンズの最大の特徴は極細芯が使えるというものなのです。
なんとその細さ、0.2mm!!
書いているうちに芯が送り出されているような感覚で筆記することができるのですが、ちょっと書き心地にクセはあります。
その芯が被っている感じが好き嫌いがありそうですが、芯は確かに折れませんでした!
お好みがあるかと思いますので、ぜひぜひ試してみてください。

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万年筆の部

ラミー「サファリ」

公式HPより

初めてラミーの名前を聞いたのは万年筆だったことはボールペンの部でご紹介しました。
これがまさに!!のラミーのサファリです。
デザインがおしゃれなのにお手頃価格なのもうれしい。

著者の和田さんは

総合的に見て、私はサファリのMを「最初に手にする万年筆」としてお勧めします。Mだとあまり小さな文字は書けないため、手帳への記入には不向きですが、少し大きなノートを使ったり、ポストカードにメッセージをしたためたりして、この1本で万年筆の習い事を始めてみてください。

本文引用

まさに万年筆の入門版。
ぜひ気軽に使ってみたいところですよね。

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パイロット「カクノ」

公式HPより

今度は日本のパイロットの万年筆です。
1本1,000円と手に入れやすい価格により、万年筆を試してみたい人が手に取りやすい1本です。
ちょっと正座してあの人に手紙を書いてみようかな、なんて思わせてくれる万年筆です。
グッドデザイン賞、キッズデザイン賞を受賞しています。

著者の和田さんは、

「またカジュアル万年筆?」と思うかもしれませんが、私としては、海外製万年筆のペン先と日本製のそれとの間に微妙な違いがあると感じています。できたら、サファリのMやペリカーノジュニア(残念ながら現在廃盤)を体感してから、カクノを手に取ってほしいと考えています。

本文引用

カジュアル万年筆ながらにいろいろな書き味の違いがあります。
また好みもありますので、ぜひ和田さんのおっしゃる通り、いろいろ試してみて、お気に入りの一本と出会ってほしいですね~。

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パイロット「カスタム742」ほか

公式HPより

パイロットが取り扱う万年筆は種類がめちゃ豊富。
蒔絵が施されたもの、螺鈿、漆、キャップレス、カラーのものなど、もう選ぶのが大変すぎる(笑)
中でもカスタムシリーズはいわゆる「ザ・万年筆」。
金額も約20,000円。
大人の仲間入りをするような気持ちですよね。
ペン先も14K。

ペン先に金が使われているのは、

インクへの耐腐食性能とペン先としての強さとしなやかさ、見た目の良さなどの要因から、趣味性の高い万年筆においては金合金のペン先が広く採用されています。

本文引用

とのこと。
確かにキラめくペン先がとてもきれいでうっとりしちゃいますネ。

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ペリカン「スーベレーンM400/600」

公式HPより

ペリカンはドイツの万年筆メーカーとして有名です。
軸色がとても美しく、きれいなのが特徴です。
自分好みが表現できる万年筆でもあります。

著者の和田さんによると

スーベレーンの商品名には、M400などの数字が添えられています。その数字が大きいほど、軸のサイズが大きくなります。日本人の手に標準的と思われるのがM400。一般筆記から手帳への書き込みまで、幅広く対応します。価格もシリーズの中で手頃なものです。

本文引用

型番で大きさがわかるのはありがたいですね。
ですが、やはりここまで来たらぜひ実際に手にして選びたいところ。
試し書きなどもできるはずですから、どんどん挑戦してみてほしいと思います。

さて、筆記用具について、ご紹介してきました。
次はノートについてご紹介しますので、お楽しみに!